相続遺言判決実例集…TOPPAGE


  • 相続遺言判決実例集
  • (和歌山家審・llH和56年6月17日家月34巻10号88頁)
 

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 相続遺言判決実例集

相続と遺言についての判例実例です。

 

(和歌山家審・llH和56年6月17日家月34巻10号88頁)


 (和歌山家審・llH和56年6月17日家月34巻10号88頁)

「成人に達した者が両親の意に添わない婚姻もしくは異性との同棲をしていること自体は,推定相続人であることを廃除する事由たる箸るしい非行とはなし得ず,また本件において,申立人ら主張の如く,相手方が上記横領行為をAと共謀したと迄は認められず,さらに相手方がAと共謀のうえ他所で拐帯横領をなしたと疑うに足りる事跡は存しないが,永年営々と正当な事業を経営して資産家として名を成した両親のもとに不自由なく成育した相手方が,離婚後間もなく両親不知の間に,また,何ら詳しい事情を説明することなく両親ら全く未知の財産罪等の前科のある男性と同棲し,同人が就職後須奥の間に勤務先の多額の金員を横領して所在をくらますや,年老いた両親の悲歎や心労,さらには経済的負担の及び得べきことも何ら顧慮せず,音信不通のまま同棲相手と共に逃避行を続けていることは,被相続人たる申立人らと相手方との相続的協同関係を破壊する行為であり,相手方には民法892条に言う箸るしい非行があったと認めるが相当である。」

 


 

 
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